2016-04-07

MADE IN USA 図鑑 / M.A. COTTER MK2




時間があるとあれこれしたくなるのは
生まれつきの性格でして。

自分のことをマニアではないと思いつつ、
あれこれやってるうちに
マニアックな袋小路に迷い込み、
出口を探しながら、それでも嬉々としてる自分がいる。


いつか使おうと思って手に入れたまま,
引き出しの中で眠りについていた
M.A. COTTER の昇圧トランス。
黒だのシルバーだの色気のないオーディオ製品の中で,
きらりと光るブルーの躯体に銀色のケーブル。
存在自体が実に色っぽい。

仕事場のターンテーブルに繋げてみると
ブーンと盛大にハム音が鳴る。
アースの取る位置をあれこれと試すもうまくいかない。
置き場所かなと思い、
トランスを持ち上げるとぴたりとおさまる。
そのまま寝た子を起こさないように
慎重にそーっと降ろす。
もう触らないことにする。



音質はというと、
透明感があるけど
味わいもしっかした硬度高めのミネラルウォーターというような感じ。
低音は締まってて高域がすっと伸びて...。
ボリュームを上げていくと
低音に厚みがでて音の輪郭もしっかりしていて、
ベースとドラムに躍動感がでる。
中高音域に音のにじみや歪みがでないのも僕の好み。
などとオーディオマニア的なコメントはどうでもいいか。
個人的には、
単にJBL SA600とLP12との並びのうつくしさにこだわってみただけなので。

でも、
PEERLESS SLCのズシンと腹にくる低音も捨てがたい。
トランスひとつでこれだけ味わい変わるというのもどうなんだろう。
つまりはトランスは魔法のスパイス。

まあ、ちょちょいと気分で変えればいいか。と

いろんなスパイスを揃えたくなっちゃうのがこれまた難儀でもある。



LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし

BGM: woody and dutch on the slow train to peking
RICKIE LEE JONES



このチャック・レイニーのブリブリのベースがうまく鳴っていれば
ベース&ドラム音マニアの僕としては、
なにも文句はない。


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