2015-07-01

下田逸郎 さしむかい弾き語り。

先日の下田さんのライブはとても特別な時間だった。


三宮のカフェZOEでキャンドルの灯りがゆれるなか
30人ほどのお客さんを差し向かえて
マイクなしでギターの弾き語り。
インティメイトという言葉がぴったりなライブだった。

自身の言葉をギターの音色にのせて紡いでゆく。
ジャンルは違えど、カルロス・ジョビンのように
あるいはギル・スコット・ヘロンのように、
言葉と音が一体になって僕の魂をゆさぶる。

歌いたくなったから歌う。
それを聴きたいひとが集まる。
そのミュージシャンを敬愛するひとがその場を提供する。

そこにはいわゆる予定調和がない。

下田さんはその時の気分とその場の雰囲気で歌う曲を決めてゆく。

まさに差し向かい。

うまく言葉では言えないけど、
そこに居てその場を体感できたことに感謝したい。
数週間過ぎても、いい余韻がつづく。
いい波に乗れたときのような。




カフェの壁に張られていたポスターのデザインが素敵で
CAFE ZOEの荒井さんに無理をいって
そのライブのポスターをわけてもらう。
70年代のサンフランシスコベイエリアでのライブポスターを
思い起こさせるいいデザイン。



いい仲間たちといい時間を。

Lotus California タナカヒロシ