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2016-02-09

R.I.P. MAURICE WHITE /KEEP YOUR HEAD TO THE SKY


ディスコデビューを夢見てた少年のころ、
クラスメートから回ってきたE,W&Fのアルバム。
これいいで~。
こんな感じでおどるらしいで。
と連れから兄貴直伝のステップを校舎裏で習う。
借りたレコードをカセットテープにダビングして飽きることなく聴いていた。
中学生のこづかいではレコードはなかなか買えなかったから
そうやって友達から借りて聴くか、
音楽好きの兄貴のいる家で聴くことが多かった。
そうやって一枚のレコードをしゃぶりつくすように聴いていた。


空を見上げてそんなこと思い出した。
ひとりバスストップのステップ刻んでみる。
そういや、
ずっと空を見えげよう。って歌ってたね。
モーリスさん、やすらかに。

明日もがんばろう。

LOTUS CALIFORNIA たなかひろし


BGM: KEEP YOUR HEAD TO THE SKY / EARTH, WIND & FIRE

個人的にはブラジル音楽の影響が強くて浮遊感のある
この頃のほうが音楽としては好き。
まあ、ディスコの頃もそれはそれで楽しめますが。


2016-02-08

かもめにはじまりかもめに終わる。vol.3 / VINTAGE SHURE





調整を終えたメインのプレーヤーには、
ついにかもめのツインズが飛び交う。
SME3009にはM55Eを
SME3012にはM447。
どちらも音質が似てるから
ダブルアームでこのセッティングをする意味はあまりないんだけど、
いちどこれをやってみたかったもので。
かもめフェチの僕としては。 





シュアーのカモメ柄カートリッジと
トルクのあるガラード301に
マッキントッシュの球アンプとのあわせで出てくる音楽は、
元気いっぱい笑顔いっぱいのアメリカンチアリーダーという感じ。
おしりが大きくて肉つきがよくて、
弾けるような躍動感に溢れている。
少しばかり音楽的なデリカシーには欠けるかもしれないけど、
輪郭のしっかりした中低音の押し出し感が僕の好み。
チック・コリアの浮遊感のあるフェンダーローズの音がかもめのように舞い、
スタンリー・クラークのベースラインのうねりにあわせて
自然に体のあちこちがリズムをとりだす。

このカートリッジは音の余韻もしっかり描き出してくれるから
案外こういうアルバムも楽しめる。



とはいえ、カートリッジ遊びはまだまだ続きそうではあるけど。
ortofonのAシェルなんかも楽しそうだし...。


lotus california  たなかひろし


BGM : WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY


かもめジャケットのアルバムに駄作はない。
と僕は思うんだけど。




2015-11-09

どうやらプロモ盤は音がいいらしい。




レコード屋でときどき見にするプロモ盤。
はたして本当に音がいいのかしらん。
知り合いの中古レコード屋の店主にきいてみたら、
いいですよ。ときっぱり。
しばらく黙ってつづきを待つが、
それ以上の答えはない。

ふーん。音がいいんだ。
僕自身、同じアルバムのプロモ盤と普通盤(?)をききくらべしたわけでもないし、
聞き分けれるほどいい耳を持ってるとも思えない...。
手元にはPROMOTIONAL COPYのシールのついたレコードが
それなりにたくさんあるけど、
僕はどちらかというと敬遠してきた。
というのは、プロモシールが邪魔だから。

アナログはジャケットのデザインそのものもアートで
そこにプロモシールがあること自体が好ましくないのである。
プロもシールが遠慮がちに隅のほうに貼ってあるのはまだしも、
どうしてここに貼るのかとほとほとあきれる程センスのないのもある。

酷いのはワーナーのラジオ局用プロモ盤(WARNER BROS RADIO STATION SERVES)
という曲目とタイムを記載した巨大なシールが
ジャケットの下から1/4を占拠していて、
ジャケットアートが台無し。
完全なる業務用。
無粋なので基本的には無視。
というわけでプロモ盤に特段の思い入れはなかった、
この一枚に出会うまでは。
通常盤とは違うあまりの音の良さにびっくり。



どうやら白レーベルのプロモ盤は放送局用のプロモーション盤らしく、
音質の為に一番最初にプレスするそうで
プレスを重ねたスタンパーのプレスよりも音の優位性があるらしい。
ということはオリジナル盤マトリクスナンバー等の確認するまでもなく
最初期プレス盤ということか。
さらには記載はないものの高品質のビニールを使うこともあるらしい。

うーん、
知らないでいいことを知ってしまった。

レコードやでプロモ盤をみつけると嬉々とする今日この頃。

私的名盤をプロモ盤で買い直そうかと画策する。
アナログレコードの沼は深い...。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM: FOR SENTIMENTAL REASONS / DANNY KORTCHMAR

2015-10-28

秋の夜長はギル・スコットヘロン。




秋の気配が深まってきて、
心地のいい音が鳴っていると気分もいい。
それがその時の気分にあった音楽でもいいし
風の音や虫の音でもいい。


先日、波乗りの後、
いつものように仲間と温泉に入ったあと
食堂でゆっくりしていたときのこと。
テレビから流れるとある若い女性歌手の声が気に障って仕方がなかった。
普段ならやりすごしてしまうのだろうけど、
その高い音域でゆらぎのない声に僕が我慢しきれず,
箸でテレビ画面を指差し、
だれ、この娘?
これってみんな聴いてて気持ちいいの?

結構、若い子らには人気らしいですよ。と友人。
高い声のほうが売れるらしいですよ。もうひとりの友人がつづく。

うーむ...。

こんな磨りガラスを引っ掻いたような細身でヒステリックな声が...。

日本人は高音が好きなのか。

僕の記憶の中の子どもの頃のアイドルは、
もっと肉感のある低い声で歌っていたし、
音域がもっと広くて揺らいでいたように思う。

いつのころからこんな高くて狭い音域の
キンキンした歌い手が幅を利かせてるのだろうか。
声変わり前の子どもの歌うキッズグループのように
カン高い音域一発勝負みたいな。

その国その国独特の音階や音色ってあるんだけど、
歌謡というカテゴリーの日本標準音楽は
完全に独自の進化をとげていて、
まさにガラパゴス状態。


家に戻って、
ギル・スコットヘロンを聴きながらほっとする。
その昔、たまたま旅行中のロンドンで、
彼のポエトリーリーディングのライブにいったことがある。
朗読自体はほとんど何のことかはわからなかったけど、
最後にエレピの弾き語りで数曲歌ってくれた。
その声出し一発で僕のこころは震えた。
すこしはちびっていたかもしれない。
声そのものが楽器。
こんな声、
ほかにはトム・ウエィツやレナード・コーエンくらいしか思い当たらない。


lotus california  たなかひろし

その昔、
海外のスピーカー設計者が日本のスピーカーを試聴したときに
そのカン高い音色に驚いて
日本人はもっと西欧の音楽を聴いたほうがいいといったらしい。
イギリスのとあるメーカーの社長も日本のメーカーの音を聴いて
特定の音域、特に高い音域にピークのあるその音質を
アグレッシブな音と評したらしい。
低音がぬるくて高音が攻撃的
まさに日本の歌謡を表現するにはぴったり。

とはいえ、
イギリスのスピーカーはそれはそれで独特、
高域が伸びきらずに中域にピークのある音。
それはそれで味のある音でなるけどね。
お国柄ということか。
イギリスに行ったひとならわかるだろけど、
イギリス人はもっと味覚を磨いた方がいいとおもう。
なんであれほどうまくないものばかりなんだろうかと。
中華とインディアン以外たいしたものがない。




2015-10-06

きついレコード。 HYMNS SPHERE / KIRTH JARRETT



いまでもときどきレコードを買って失敗することがある。
いわゆるジャケ買いでの失敗は、
壁に飾れるからまあ良しとして...。

きのう買ったレコードは人生最大のきついレコードだった。
ECMレーベルなんでオルガンというタイトルでも
ハモンドではないのはわかってたんだけど。

内容が実にきつい。

暗い、重い、つらい感じのパイプオルガンのソロが延々と続く。
人生のあらゆる種類の悲哀がたばになってこれでもかと
天から自分目がけて降り注いでくる。
加えて、地中からもなにものかに引きずられてずぶずぶと沈んでゆく感じ。
これほどレコードの片面が長く感じることはない。
がんばってA面とB面を通して聴く。

しかしこれが2枚組.....。
C面を聴いてる途中でさすがにギブアップ。
完全になにかの拷問。
これを一日暗い部屋で流されたら
簡単に仲間の名前くらいは吐いてしまう。

おそるべしキース・ジャレット。

これほど盤質がピカピカの中古盤もなかなかお目にかかれない。
おそらくは前の所有者もほとんど針を落としていないはず。

このアルバムが愛聴盤だというひととは
仲良くなれそうもない。
まあそうはいないだろうけど。


LOTUS CALIFORNIA たなかひろし



それでは、西独ベネディクト修道院での即興演奏をおたのしみください











2015-09-28

糖質制限。 その後、 爆買い。



糖質制限をしての体の変化はというと、
5週間を越えたあたりから
はっきとわかるように腰周りがすっきりとしてきた。
腹斜筋と腹直筋もいい感じ。
ほぼ6packs。


でも、僕にとっての人生の喜びのひとつのあまいもの制限は
日々地味にストレスがたまる。
こういうときに限って甘いものを頂くことが続く。
家族は嬉々とし、
僕はひとくち位いいんじゃないという悪魔のささやきに心惑わす。


僕の文化的最大の娯楽、
映画館でビールとポップコーンは完全に禁じ手に。
ビールもポップコーンも糖質のオンパレード。
しかたなくこっそり持ち込んだ糖質0の焼酎サワーを片手にするめをしがむ......。
うーん、ぜんぜん気分がでない.....。
だれか糖質ゼロのポップコーンを作ってくれないものか。


この一ヶ月の最大の変化はレコード棚が太ったこと。
ストレス解消の為、
禁じ手の通販を解禁してレコード爆買い状態。


うーん、
糖質制限は案外コストがかかるようで。

僕だけなんだろうけど。

lotus california たなかひろし



続々と届くレコードたち。







2015-03-21

そうだ、DISKOGSという手があった。

そうだ、DISKOGSという手があった。



という訳で、手元にやって来たALOE BLACKのファースト。

DISKOGSはアメリカの音楽データベース。
アナログ盤のことをあれこれ調べるにはなにかと便利で、
ときどきお世話になる。
再発盤やブールトレグ盤の詳細もわかるし、
アナログ原盤のデーターを調べるにはとても都合がいい。

さらにはDISKOGSサイト内には、
マーケットプレイスがあって、
ディーラーがアナログやCDを出品している。
手に入りにくい絶版アナログなんかもサクッと見つかる。
うれしもありかなしくもあり。
うまくいくと安く出品されていることもあるので
送料次第ではお得な買い物になる。

アロー・ブラックの1STアルバムが国内でどうしても手に入らなかったので、
こちらのお世話に。
ドイツのディーラーから送ってもらうことに。
オリジナルプレスのレコードが未開封で11ユーロ、
送料が8ユーロ。
しめて19ユーロ(約2400円)也。
まあ、悪くない。

でも、
AMY WINEHOUSEのBACK TO BLACKなんてのは
こちらでは140ドル超えの高値がつく。
国内HMVのサイトではファーストプレスがいまだに
1/10ほどで手に入るのに。
(いまのうちに買い占めておけば、数年後には
それなりの値段になるんだろうな〜。
でもそんなことはしないさ、レコードは趣味だから。)
上手に探せば買い逃していたレコードも手に入る。
いい時代になったもんだ。

指先ひとつの買い物は味気ないけど。

文化月間も最終コーナーに差し掛かり
アナログ購入のペースもヒートアップ気味。

頭を冷やしにそろそろ海に行かなきゃ。



LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし

BGM : AMY WINEHOUSE / REHAB



あー、かわいい。
あっという間に僕の音楽世界の夜空の星になってしまった。
いろいろお騒がせな娘だったけど、
いい声だな。





2015-03-01

ALOE BLACCというシンガーがじつにいいということについて。

最近のブラックミュージックにはほとんど興味がもてない。


一応ビルボードのR&BチャートやMTVを
ときどきは見るようにしているが、
鍛え上げられた腹筋とみごとなお尻しか
おおよそ見るべきところがない。

よく鍛えてんだな。と感心しきり。
なに食べてんだろうとか。
高級ジムの使用後CMを思い出してしまう。


てなわけで、
ここのところ興味をもてるミュージシャンがすっかりいなくなっていた。



週末、なにげに見ていたMTV、
ええ声の黒人に気を惹かれた。
細身のスーツにタートルネック、ポークパイハット。
イギリス人かな?

その声とスタイリングは
即座に若い頃のマービン・ゲイを思い起こさせた。
声質はマーヴィンよりもうすこしハスキーでゆらぎを伴っていて、
HOOTIE&THE BLOWFISHのダリアス・ラッカーの声に似てなくもない。
彼の名前はALOE BLACC、
もちろんアロエではない。
アロー・ブラック。

カリフォルニアはオレンジカウンティー出身で、
どうやらもともとはラッパーとしてのキャリアがあるらしいが
シンガーとしての資質の高さに各レーベルからのオーファーが絶えなかったらしい。
そりゃ、そうだ。

アルバムはまだ3枚しかでていないけど、
すでに1STのアナログは入手困難...。


では、
BILLIE JEANのカバーを3連発でおたのしみください。
引き出しの多さが半端ないです。

現代ソウルミュージックのマエストロかと。



お次はJAZZアレンジで。

最後は弦楽5重奏バージョンで。


いかがでしたでしょうか。
まだサルサバージョンとかラップバージョンとかできると思うんですよ。
まだまだ伸びしろがあるというか...。

いやはや、たのしみなミュージシャンです。

どうにかして1STアルバム手に入らないかと...。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし





2013-07-20

MADE IN USA 図鑑 VOL.5 / THE VINYL FLAT ひねくれものの強制施設





最近、毎日仕事場でレコードを聴くことにしてる。
出かける前に、本日の4枚を選んでトートバックに滑り込ませて出かける。
さあ、聴こうと思ってターンテーブルにレコードをのせると、
時々、レコードが実にオーガニックに反っていて、
トレースしているカートリッジが上へ下へと
ジェットコースターのように大忙し。
当然音にも微妙なワウがはいって、
僕の眉は3MMくらい寄ることになる。
ビブラフォンの音なんかはまったく聴けない音になる。


昔なら重たい本を載せて数ヶ月の放置プレイ。
それでも直らないタフなひねくれ者は、
ガラス板に挟んで日向で日光浴。
これは日光浴の時間がけっこうシビアで、
更生できないほどに伸びきるやつもでてくる....。

日本製でもレコードのそりの矯正器があるんだけど、
お世辞にもいいデザインとはいえない。
量販店の片隅にあるズボンプレッサーの小型にしかみえない。
お金を払って手元に置いておきたい物ではない。

なんかいいものないかなーなんて探していたら、あるじゃない。
その名もTHE VINYL FLAT。
しかもアメリカ製。
アメリカ人のマニアってまじめにこんなモノつくるから好きだな。
超重量級の金属プレート2枚に挟み込んで、
あたためたオーブンに放り込んで、
待つ事約30分。
冷ます事30分。
貴重なレコードをオーブンにいれるなんておおらかでアメリカ的。


でも、僕の家にはそれほどおおきなオーブンもないし、
レコードの管理に対してそれほどおおらかでもないので、
オプションのヒートバッグも一緒に手に入れる事に。







これで、僕のレコード監獄の中の
ひねくれて根性の曲がったやつは、
矯正してシャキッとしてやる。


LOTUS CALIFORNIA たなかひろし