2012-07-28

CLUBMAN ESTATE アップグレード日誌 VOL.1



クラブマンのレストアも無事終わり、
ドライブを楽しむ日々。

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でも、もうすこしいい音で音楽聴きたいなと、
今度はクラブマンのスピーカーのアップデートを...。

MINIに乗ったことがあればわかるだろうけど。
高速道路なんかを走ると、
エンジン音やら吸気音やらボディの風切り音やらに加え、
タイヤのパターンノイズやらロードノイズやら
いろんな音域のノイズたちが
渾然一体のフルオーケストラ状態となって降り注いでくるので、
車内では何の楽器がなってるのかなんてことは
さっぱりわからなくなるのが
この車の弱点。

まあ、そもそも60年代設計の大衆車だから、
風洞で空力抵抗の実験なんて受けて開発している
いまどきの高級セダンやスポーツカーとはわけが違う。


『エンジン音が最高のBGMさ。』なんてのは
足回り固めてエンジンチューンに命をかけてる
走りのマニアに任せておいて。
夏場の快適さを求めてさっさと
1300ccインジェクションエンジンにスワップ済みの僕は
音響環境もアップデートの為、
カーステレオの4CH化に着手する。



音も見栄えも我慢ならなかった
7インチスピーカーの付いたドアポケットはお払い箱に。
だいたい旧車にグラスファイバー製のドアポケットなんて
ハリスツイードのジャケットにフリースのマフラーくらいの野暮ったさ。
まあ、美意識の問題ではあるけど。

後ろのスピーカーは時代性も踏まえて
BOSE 101RDにすんなりと決定。
80年代、ちょっと気の利いた車のリアにはこれが乗っかっていた。
音も今のBOSEほど低域過剰のブーミィーなサウンドではない。
ハイエンドスピーカーメーカーの完璧なフラット再生音とはいわないけど、
車外オーケストラ付きのミニにはちょうどいい塩梅。

配線用の道具を手にめんどくさがりやの僕は汗を流してひと仕事。

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音だししてみるとこれがなかなかのもの。
これだけでもいいんだけど...。

よし、次はフロントだ。
なにごともフロントラインが重要だし。

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lotus california たなかひろし




2012-07-19

THE RUBBER SOUL



数年ぶりにスーツを新調した。
といっても、サーフィン用のウエットスーツなんだけど。

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かれこれ5~6年は着続けていた僕のロングジョン、
昨年の秋ころからずいぶん痛みが目立ちはじめていた。

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古傷の膝の保護のためにシーズン中ほとんどをロングジョンですごすという
個人的事情と、
ラバー素材の経年劣化とにより
僕のウエットはまさにぼろぼろだった。

僕個人は、ヒッピーだろう。と結構気に入ってたんだけど...。

波乗りに行く前の夜は、
修繕のために針仕事をチクチクとやるのが
この春からのならわしだった。
気付けば、そのチクチクも優に100ステッチを超えるようになっていた。

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ついに先日のこと、
海から上がって来た僕を見た見知らぬ人からも
”どうしたんですかー?”
とウエットの破れ方のあまりの酷さに、声を掛けられる始末。

いやー、サメにやられましたー。
と、にやにやしてるわけにもいかず、
そろそろ潮時とばかりにウエットをオーダーすることに。


せっかくなので、
個人的偏愛だけでこっそり展開しているLOTUS CALIFORNIA WETSUITSも
気になる部分をアップデートすることにした。

前回はニーバドル対応に素材を2枚重ねていた分厚いニーパッドは
フィッティング感を重視してシングルレイヤーに変更。
いい具合に雰囲気のいいパターンのパッドがあったので採用。

ときどきぺろーんと外れてさえない思いをしていいた
ショルダーのベルクロも2重仕様に。
これでライディング中、妙なワンショルダーのアテーナーの神みたくならないですむ。
ただでさえ僕は巻き毛のロングヘアーだし。
(そんなに彫りは深くないけど...。)

クラシックさの演出に一役買う大きめの千鳥ステッチを
首周りとわきくりに奢り、強度アップにももう一役。


あたらしいラバースーツを着てご機嫌の僕が、
最近のウエットの素材って凄く良くなってるように思うんだよねー。
としたり顔で言ったら、
田中さんのは経年変化で固くなっただけですよー。って。


で、わかった事というと、
車のタイヤとウエットスーツだけは新しいのがいい。
乗り手が品良くみえるから。

ロータスカリフォルニア たなかひろし