2015-12-10

HELP! I NEED SOMEBODY. / AW-1D



何かがひとつ壊れると、
つぎからつぎへとモノが壊れていくのは
我が家特有のウイルスなのか。

80年代にボーズ感性工学社の訪問販売で売られていた
名作ラジカセAW-1D。
当時初任給の2倍くらいのお値段だった。
いささか低音がブーミーすぎるけど、
小さな音でBGMをならすには低音が痩せなくていい。

CDの音飛びが時々出始めて数週間して、
いままでに見たことの無いHELPという液晶表示とともに
完全にCDが機能しなくなった。

HELPって...。

妙に人間味のある壊れ方するなと変に感心する。
30年以上も使っていればくたびれもするさと、
ボーズサービスセンターに修理依頼の電話をいれると
修理サービスは終了しました。とのつれない返事。

ボーズ感性工学さんの製品って永久保証を謳ってましたよね。
と食い下がるも、
担当オペレーターは外部入力使ってスピーカーとして使えますよ、と
とんちんかんなアドバイス。

僕は直したいの。
これはこれで重宝してるんだから。

HELP!
誰か直してくれるひと探さなきゃ。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM:  HELP / DEEP PURPLE

今の気分はこのディープ・パープルのカバーバージョンに近い。




その後、ネット検索していると
修理してくれる人をヤフオクで発見。
入札→依頼→修理完了。
手元に戻ってくるまでわずか一週間。
あっというまだった。
コンデンサー等もアップグレードしてくれてるらしい。
(僕には音の違いはわからないけど。)
保証も一年ついてくる。
なんとも便利な時代ですね。


追記(2016 1 10)
機嫌良く動作していたのもつかの間、
レストアから約一月したあたりから
CDをスタートさせると空回りをしだすようになり
また例のHELPの文字とともに完全に動かなくなる...。
再メンテナンスを依頼したら、
わずか3日程でCDメカが交換されて戻って来た。
さらにまた一年の動作保証しますとのこと。
なんというすばらしい対応なんだろうか。

こういう仕事をプロフェッショナルというんだと思う。