2019-04-30

ここはどこ?今はいつ?なイベントに。CAMPMOBILE CLUB EVENT







毎年四月の終わりころに、
北琵琶湖のとあるキャンプ場に
古いフォルクスワーゲンが集まるキャンプイベントがある。



仕事柄、土日開催のイベントにはなかなか参加できないので
毎年行ってみたいと思い続けていた。
そのVOLKSWAGEN CAMPMOBILE CLUBのキャンプイベントに初参加。

オーバル乗りの友人夫妻と昼過ぎに到着して、テントを張っていると
空冷フラットフォーエンジンの音をばたばたと響かせ、
続々とオールドワーゲンがやってくる。
ウエストファリアキャンパーもあれば
ビートルも、
カルマンギアも。
なかにはずいぶん遠くからビートルにエリバをけん引して参加のツワモノも。

主催の方のお話しによると、
年々参加車両が増えているらしく今回は100台超えとのこと。
早々にクラブの入会手続きを済ませ素敵なメンバーステッカーを頂く。

この手のカーイベントにありがちな特別なレギュレーションもなく
水着のおねえさん参加の派手な演出もなく、(あってもいいんだけど)
みんな思い思いにいい塩梅にゆるーくキャンプを楽しんでる様子。


しかしそこはみなさん古い車好きなので
キャンピングギアにもこだわりが半端ない。

60年代の車両にはテーブルの上に年代物のバスケットやランタン、
もちろんテントも当時物。
70年代の車両には70年代のギア。
ぴかぴかの車両もあれば
いい具合にくたびれてる車両もある。
すべてがフォトジェニック。
これだけのフォルクスワーゲンのオーナーが集結して、
みんなにやにやとキャンプしているということが
いやはやなんとも非現実的。
ここまでくると単なる趣味人の集まりを超えて
さながら綿密に時代考証済みの映画セットのよう。
カメラのフレームに収めると、
ここはどこ?
いつの時代?
とタイムスリップしたかの錯覚に陥る。












日が暮れて、
湖面に映る満月を眺めて
冷えたワインを飲んでると
さらに非現実感が増してくるようで。
ナチュラルトリップが深まっていく。

LOTUS CALIFORNIA たなかひろし