2012-03-17

THE SIMPLE IS THE BEST.



冬場の僕は週に2度は中古レコード屋を覗く。
元町駅周辺の数件のレコード屋を定点観測。

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レコードって探し出すときりがないから、
仕事前に30分から1時間でささっと買うようにしている。
で、時間があれば近くの喫茶店でコーヒー飲みながらジャケットを眺める。
元町の喫茶エビアンなんかでトーストほおばりながらなんて最高。
カフェなんかでそんなことしてたらおしゃれすぎてはずかしくなる。
ジャケット裏のクレジットやら解説から得られる情報を読んで
実際に家で聴くまでの間、想いに耽るのもまた楽しい。

たまに気合いいれて大阪の日本橋あたりに行くと
ついうっかり何軒もレコード屋をはしごしてしまい、
ほこりで目はしばしば、手は真っ黒。
買ったものの疲れ果てて家でレコード聴く元気すらないという具合になる。




僕は買って来たレコードはまずクリーニングする。
きっとレコード愛好家にはそれぞれの方法があるんだろうけど、
僕が最近になって気付いたのはシンプルイズベストということ。

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以前は、
専用のレコードクリーナー液とこれまた専用のペーパーいうものを用意して
A液でまず汚れと油をとり、
B液でつやだし、仕上げるという方法。
結構手間が掛かって面倒くさい。
時々テーブルの上の買って来たレコードたちが恨めしくなる。
それでもこれできれいになるならとがんばっていた。

心の片隅ではバキューム式のレコードクリーニング機欲しいなとも。

でもプロのレコード制作の現場でのクリーニングは
精製水をしみ込ませたコットンフランネルで溝にそって拭くだけ。
というのをANALOGUE誌の記事で知った。

えっ、それだけ?
で、早速試してみたらこの方がいい。
思いのほかよごれもしっかり落ちる。

なんだ、精製水のほうがいいやん。と得意になってたら
横で見ていた彼女にはふーんと鼻であしらわれたけど。

それ以来僕は精製水とほこりのでないすぐれものBEMCOTペーパーを使ってただ拭くだけになった。
(BEMCOTペーパーに落ち着くまでにもちょっとした文章は書けそうだけど...。)
手間も半分、コストはただ同然。
で音もいい。

なので僕の長い購入希望アイテムリスト上の、
高額なドイツ製全自動レコードクリーニング機には横線が引かれることとなった。
(どれ位高額かというと、これまたドイツ製の全自動洗濯乾燥機が買える位...。)


良かった...。
またレコードが買える。

ロータスカリフォルニア たなかひろし