2014-02-03

THE GEAR FOR THE LIFE.



僕にとっての道具選びはある種の哲学みたいなもの。

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日々使う道具はできのいいものに限る。
華美な装飾はされていては困る。

眺めてうつくしく、
手にするとしっかりとしたつくりで、
機能とうつくしさが渾然一体としているもの。
さらには、作り手の思想や想いまでしみだしてくるようなもの。

僕は気に入るものが見つかるまでは不便でも
“間に合わせ”は持たずに我慢する。
2年かかる事もあれば、
10年かかっても気に入るものに出会わないこともある。
妥協の二文字は存在しない。
その点に関してはおそろしく執念深い。

そうして手に入れた物は、愛でる、使う。
壊れたらメンテナンスをして使い続ける。
直せないものは道具とは呼ばない。
使い込んで行くと自分のつけた傷や汚れでなんともいえない味がでてくる。
数年してようやく自分だけのモノになる。
そこにはとても個人的なモノとの親密な関係ができあがる。
ダナーのマウンテンライトは20年以上のつきあい。



そう僕は、僕と道具との時間をかけたインティメイトな関係にこだわっているわけで。
手に入れた後に価値の下がるものは手に入れないようにしている。
ここでいう価値というのは、人様の決めた値段とか値打ちとかという価値じゃない。
僕のそのモノに対する興味という名の価値のこと。

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手に入れるまでの時間。
手に入れてからの時間。
ともにしあわせなとき。

lotus california たなかひろし

フランスG.DELBARDの薔薇剪定はさみも10年選手。
最近のはすこし歯のディテールが違うようで。




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