まるでこころがゆるんで溶けてしまいそうなくらい
気持ちのいい午後のこと。
好きな作家の短編小説にでてくる
趣のある古い石の橋が
夙川に架かるこの橋だとながらく思っていた。
でも本当はもうひとつ下流にある
いつもジョギングで渡るちいさな橋のことだった。
僕には
この鉄と石でできた古い橋のほうが
趣あるとおもうんだけど。
その短編のなかに、
少年が生物の最初の授業で
教科書を忘れて取りに帰るくだりがある。
学校と自宅の間にそれほど深くなく水のきれいな川があって
そこにかかる橋を渡って家にもどるらしいんだけど、
実のところ、
この橋を渡ると隣町なんで越境入学をしていたということになるな。
なんてことを考えながら娘と犬と散歩していたら
川に片足はまってしまった。
まあ、いいか。
気持ちいい午後のことだから 。
lotus california たなかひろし
こちらがほんとうのランゲルハンス島の橋。
僕の娘がこの春から
兄に続いて同じ中学校に通い始めた。
毎年ノーベル文学賞の発表日は騒がしくなる。
LOTUS CALIFORNIA たなかひろし
BGM : THE BRIDGE / SONNY ROLLINS
橋といえばのソニー・ロリンズ、
自身の演奏に満足できず2年におよんで隠遁生活 、
NYのウィリアムズバーグ橋で昼夜練習を積んだ後の復帰アルバムがこのTHE BRIDGE。
1930年生まれとのことで、
僕が観たライヴは既に60歳を超えていたけど、
そのゴリゴリの吹きっぷりの良さは昔の映像と変わらず
うれしくて涙流しながら観たなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿
your bla bla bla...