2012-02-03

CLUBMAN ESTATE レストア日誌 VOL.1



車はまる目の2灯と決めている僕がはじめて買った車がMINIで、
以来海外にいた頃を除いてずっとMINI党。

乗ったことのある人なら解るだろうけど、
あのラバーコーン独特の固いサスペンションとFFのもたらすハンドリングが好き。
コーナーにぐっーと目一杯つっこんでいって、
くいっと曲がる感覚がゴーカートのようで好き。

実は今回いろんなことが重なって
CLUBMANを本格的なレストアすることにした。

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といっても僕はプランニングだけで、
信頼できる熟練のメカニックにお願いするわけですが。

なにしろ御年36歳にもなる車。
国産車なんて4~5年でニューモデルの新車に乗り換えていくようなこの世の中に
夏は高温多湿、冬は乾燥低温という過酷な条件の
アジアの辺境でまだ生き残っていること自体が貴重。
おまけにMINI好きにも”醜いアヒルの子扱い”をうける不人気車のCLUBMAN。
絶滅危機品種の認定が必要だとおもっていたら
案外とここ日本に生息しているらしい。

このレストアの為に画像検索してみたら結構いました...。
世の中には物好きが割と多いようで。


工場にて。

塗装の浮いているところをめくりだすと、
予想はしていたけどさびがあちらこちらから顔を出す。
モグラたたきみたいに、出てくるさびをとことんやっつけてもらうことにして、
僕は写真撮影。

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MINIの最大の弱点、Aピラーまわりのさび。

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MINIのゆるぎない弱点、フロアー下まわりのさび。

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MINIのひっそりと弱点、窓枠まわりのさび。

こうやってみると結構なさびがまわっているようだけど、
致命的なくさりは無かったもよう。
工場の社長曰く、
”塗装はがしてみたらあちゃー。もう見てないことにしたいやつあるからねー。”
”これはぜんぜんましやわ。ドアの下部もきれいし。”
とのこと。
痛みのひどいフロアー両サイドはデットストックのオリジナルフレームで
張り替えてその他のさびは切って貼っての板金でなんとかなりそう。

暖かくなる頃、海岸線のワインディングロードを流すことを考える毎日です。


この日誌はレストア完了までシリーズでお送りいたします。

ロータスカリフォルニア たなかひろし