サーフィンの聖地サンオノフレ。
カリフォルニアで最も古くからサーフィンされていたビーチのひとつ。
乾いた赤茶けたむきだしの海岸線はむかしのカリフォルニアのまま。
毎年8月の水曜日に、
ワーゲンバス愛好家のサーファーたちが集まってのサーフミートがある。
その名もBIG WEDNESDAY。
サーファーだからさすがにぴかぴかのショーカーなんてのはなく、
オリジナルの塗装がいい感じに焼けたキャンパーや、
あちこちにさびのまわったぼろぼろのアーリーバスも。
でもみんな、エンジンと足回りはばっちりにチューンアップしてあるのが
車社会のカリフォルニアらしい。
やあ、どうだい?
なんて声をかけて一台一台見て回る。
みんなフレンドリー。
カリフォルニアのビルダーのサンダイアルのキャンパーや、
フリップシート仕様のSO42ウエスティーなんて珍しいのもある。
やれたバスにバンブー製サーフラックはハンドメイド。
ウインドウ下に鉄のドリンクトップを磁石で貼付けてたり。
それぞれが思い思いのカスタム。
70' キャンパーのオーナーは、ごきげんでサンドイッチの準備中。
”SLOWWWW"なんてナンバープレートつけてる。
いい車だね、君のナンバープレートいかしてるね。
ありがとう。これなら、フリーウエイでもだれもあおってこないからね。
それより、リンゴひとつどうだい。なんて調子。
年に一度、あちこちから愛車のバスで集まって、
サーフコンテストにバーベキュー。
ただただ、ビーチでゆっくりハングアウト。
あちこちからハーブのにおいが漂ってくる。
たくさんのこどもたちと、
こどもなおとなたちが笑顔で一緒に遊んでいる。
こういうのを見てると、
カリフォルニアのサーフカルチャーの深さを感じずにはいられない。
LOTUS CALIFORNIA たなかひろし
amigoとサンドイッチかじりつつ談笑中。