キックの強いコーヒーが飲みたいときはこれ。
イタリアの直火式エスプレッソメーカー、マキネッタ。
これでいれるコーヒーは独特の味と効き目でくせになる。
時々、これじゃなきゃーというときがあって、
食器棚の奥から引っ張りだしてくる。
BIALETTI社のMOKA EXPRESSO SINCE1933
サーバーとバスケットとボイラー。
基本設計のたしかさで
20年以上使っていてもトラブルはない。
イタリアの普通の家の朝はこれで始まる。(らしい。)
一家に一台必ずある。(らしい...。)
イタリア人ではないけど、うちには2台ある。
マキネッタで上手にいれるには、すこしばかりのコツがある。
昔、イタリア人から教わったのがこちら。
コツ1
深煎りのフレンチロースト、極細挽きのコーヒー豆を
バスケットにふんわりと山盛りにいれる。
ここで、高圧マシーンのような豆を押し込むようなパッティングは不要。
そんなに圧が掛からないから、あくまでもふんわりと。
コツ2
弱火で。
強火にするとコーヒーがえぐくなります。
しばらくすると、上部サーバーにコポコポっとコーヒーがでてきます。
あとはお好みのカップで飲むだけ。
コツ3
お手入れは、水でそそぐだけ。
アルミの内壁にコーヒーのオイル分がコーティングされるころに
おいしくなってくる。
洗剤は使うとにおいが移るのでNG。
で、お味のほうはというと、
煮出しでいれるトルココーヒーと高圧エスプレッソマシーンでいれるコーヒーの
あいだのどこか。
ミルクいれてカフェオレにしてもしっかり濃いのでおすすめ。
普段はペーパードリップ派の僕も、
寝ぼけた頭にがつんとキックの欲しいときには重宝します。
電磁調理器でも使えるけど...。風情がない。
CAFE PAULISTAのキャラクター。なかなか味がある。
LOTUS CALIFORNIA たなか