2013-07-25

いろいろなものが申し合わせたように壊れてゆく。/続 CLUBMAN ESTATE レストア日誌



台風のうねりがやってきた。
肋骨の痛みはさておき、
いそいそとボードをCLUBMANに積み込み南へ向かう。

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湾岸線を快調に流す。
休憩でパーキングに車を滑り込ませたら、
ミッションがうまくシフトダウンしないままエンスト...。
あれ。
オーバーヒート?
うーん、油圧の調子?

スターターモーターをまわしてDレンジに入れると、
ひどいジャダリングの音.....。

ついにこの日がやってきた。

ミッションの不調ははじめてじゃない。
前オーナーが載せ代えた1300インジェクションのオートマチックミッションが
ある日オイル交換したとたんに滑り始めてた。
(オイルの粘度を低いものに変えたからか。)
半年ほどはごまかしゴマカシのっていたが、
家族旅行の淡路島でミッションが入らなくなってひどい目にあった。

その後、
とあるミニ専門店の新開発強化オートマチックなるものに載せ代えたものの、
わずか三ヶ月で滑りはじめ、
純正オートマチックの補修パーツで再修理。
ここまで三年間は無事調子良く走っていた。

でも心の中では、いつかこの日がやってくることを覚悟していた。
そしてついにその日が...

ミニの前時代的なオートマチックミッションの設計は
そもそもパワーのある1300ccのエンジンにはガラスのくつのよう。
陸上選手にピンヒール履かせて走らせるようなものかも。
オイル交換だって3000km以内に済ませ、
2回に一回の割合でオイルフィルターも交換していた。
そのうえソフトでダンディーな運転を心かけていたのに。

はてさてどうしたもんか。
この熱帯と化した日本の夏でエアコン無しの運転はもう考えられない。
エンジン載せ代え候補はマニュアルミッション。
安心の97年以降の1.3iMTエンジンか、
走りの1300キャブクーパーエンジンか。

まずは、ドナー探しを主治医のマルシンさんに相談しよう。

LOTUS CALIFORNIA たなか

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気休めのオイル交換。


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お約束のドレインボルトの金属かす。
エンジンとミッションのオイルが共有なのでしかたのないこと。