最近の僕はというと、
レストアするクラブマンエステートの内外装のプランニングにいそしむ毎日。
外装パーツを外されプラモデルのようなフレームを前に
子どもに戻った僕の構想は果てしない。
うーん、塗装は純正色のこのままで再塗装して、
グリルの黒い塗装を剥離してアルミむきだしにしてよりスパルタンに...。
内装は初期型のクラシックなスポーツ使用のシートにして...。
真っ赤なレザーシートがいいな...。
エトセトラ。
こういう時期が一番楽しい。
あとで見積もりを手にして大人の僕は悪い汗をかくんだろうけど...。
じつはひとつどうしてもやりたいことがある。
イタリアinnocentiのミニのドアを移植しようという計画。
要は三角窓が欲しいわけで...。
60年代のビートルズの連中がのっていたミニが三角窓がついていてかっこいい。
これがテーブルについたしみのように頭の中から払拭できない。
ビートルズの面々が乗っていたのはただのMINIではなく、
英国コーチビルダーHAROLD RADFORD社製のMINI。
http://www.radfordmini.free-online.co.uk/ (詳しくはこちら。)
三角窓とパワーウィンドー、パワーキャンバストップ。
コノリーレザーの内装とシート。
てんこもりのメーター類。
さしずめMINIの豪華版。
(リンゴのはドラムが積めるように後部ハッチバック仕様。本当に運んでいたかは疑わしい。)
運良く工場の社長が持ってるイノチェンティのドアを譲ってもらえることになったので、
これでドナーの調達は完了。
でもゴムパーツはひどくいたんでるらしく
僕はインターネットでパーツ探しの旅に...。
こんな車でもたいていのパーツは世界中のどこかのマニアのもとにある。
ひと昔前ならファックスで何度かのやりとりの上,
銀行で外貨送金して大変だったけど。
ありがたいことにいまは人差し指一本。
“CLIC!"
で、古い英国車のパーツがベルギーやらドイツやらはたまた金沢などから僕のもとに集まってくる。
でも、超レアパーツは人づてでしか手に入らないんだよね。
金沢から届いたオリジナルのホーン。
こちらもオリジナルの初期型ハンドル。
“ポール・マッカートニーが三角窓付きの マークⅠに乗っててね、
あれを見ていつかはやろうと思ってて置いてたんだけどねー。”と社長。
同じようなこと考えてる人っているんだ。
手放したくないんだけどねーと惜しむ工場の社長から
半ば強引に譲ってもらったinnocenti miniのドア。
つづく。
ロータスカリフォルニア たなかひろし
2012-02-10
CLUBMAN ESTATE レストア日誌 VOL.2
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