壁に掛かるレコードに目を配る。
目に飛び込んで来たのは、
砂まみれのハンバーガーが強烈なジャケット。
これいいですよ、と店主が勧めてくれる。
面白いことに、このアルバム二枚組なんですけど
どちらも片面しか音を刻んでないんですよ。
なんででしょうね?
と。
音質重視なのかな。と僕。
でもこの後すぐに倒産するようなこの弱小レーベルが
そんなコストのかかることするとも思えないんですけど。と店主。
そうだよね、それに音質重視なら45回転で両面に
カッティングして二枚組にするほうがいいもんね。と僕。
うーん、
このアルバムの音の良さときたら。
プロモ盤にしても...。
ハワイ産ウエストコーストロック的な音色、
レイ・グーリアックあたりや初期カラパナみたいな。
もしくはロビー、フォーク&バドみたいな
低音の充実したいい塩梅のフォーキーグルーブ。
(マニアックすぎてたとえにならないか。)
低音の充実したいい塩梅のフォーキーグルーブ。
(マニアックすぎてたとえにならないか。)
どうやら、70年代まだ原油価格が高騰するまえの時代に
スタッカブルプレーヤーで演奏するために
片面だけにプレスしていたらしい。
なんて贅沢なんだろうか。
そもそも、その時代にスタッカブルプレーヤーがどれほどの
ポピュラリティーをもっていたのかはわからないけど。
お店でそのレコードをかけていると、
栄町のレコード番長、カフェ萬屋宗兵衛のオーナーが現れる。
今日はレコード屋で収穫なかったわー。なんていつもの調子。
で、僕の入手したレコードのはなしをすると、
僕、スタッカブルプレーヤー持ってるよ。って...。
コーヒーを焙煎するときにレコードをひっくり返さなくていいから便利だよ。
5枚くらい連続で聴けるし。
でもアルバムの片面ずつしか聴けないけどね笑
などと。
ふむふむ。
70年代にはコーヒーを焙煎しながらレコードを聴く文化があったかもしれない。
きっとサンフランシスコのベイエリアなんかには......。
LOTUS CALIFORNIA たなかひろし
BGM: SAND / WHO YA' TRYING TO FOOL
SAND / DESTINED ROAD
スタッカブルプレーヤーて何かいな、てグーグル先生で調べたらたなかさんのこのブログがトップで出てくるし、他にそれらしい情報ないし。
返信削除て読み進めたら動画出てますね。なるほど。
たてうち
たてうちさん、
返信削除こんなものの為にわざわざレコードを片面だけプレスしていたなんていい時代でしょ。ミニマリストなんて言葉が流行る時代にはまったく必要ないですが笑