いまでもときどきレコードを買って失敗することがある。
いわゆるジャケ買いでの失敗は、壁に飾れるからまあ良しとして...。
きのう買ったレコードは人生最大のきついレコードだった。
ECMレーベルなんでオルガンというタイトルでも
ハモンドではないのはわかってたんだけど。
内容が実にきつい。
暗い、重い、つらい感じのパイプオルガンのソロが延々と続く。
人生のあらゆる種類の悲哀がたばになってこれでもかと
天から自分目がけて降り注いでくる。
加えて、地中からもなにものかに引きずられてずぶずぶと沈んでゆく感じ。
これほどレコードの片面が長く感じることはない。
がんばってA面とB面を通して聴く。
しかしこれが2枚組.....。
C面を聴いてる途中でさすがにギブアップ。
完全になにかの拷問。
これを一日暗い部屋で流されたら
簡単に仲間の名前くらいは吐いてしまう。
おそるべしキース・ジャレット。
これほど盤質がピカピカの中古盤もなかなかお目にかかれない。
おそらくは前の所有者もほとんど針を落としていないはず。
このアルバムが愛聴盤だというひととは
仲良くなれそうもない。
まあそうはいないだろうけど。
LOTUS CALIFORNIA たなかひろし
それでは、西独ベネディクト修道院での即興演奏をおたのしみください
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your bla bla bla...