山や海のプロダクトにはいいものが多い。
基本的に機能性とデザインが直結しているから無駄がない。
見た瞬間にとりこにしてしまう力のある物が
だんだん減って来ているように思うけどこれはなかなかです。
リヴェンデル マウンテン ワークス。
71年設立。
81年廃業。
わずか10年、
アメリカのプロダクトが大量生産の流れに進む中で波に乗れなかったのか。
個人的に好きなものが油断している間に、
アジア製の大量生産品化していてがっかりということも良くある。
別に、MADE IN USA信仰なんてない。
生産国が変わって作り自体は悪くない、かえって良くなっているし、
さらに価格もこなれている。
でも本来物がもっていた作り手のにおいとか雰囲気みたいなものが
すっかり薄められてできも価格も平均点で没個性。
車のデザイン同様、次第に無国籍化、匿名化してしまう。
そんな物をたくさん見て来た。
でもこれはいい。
オリジナルロゴ。しぶい。
クラシックなぶた鼻。(使わないかも。)
レザー使いもこころ憎い。(白いシャツには移染するかも。)
丈夫な金属パーツ。(すべりはわるいかも。)
小さめサイズならタウンユースで売れるだろうとか、
ここにポケット付けておいたら...
なんて大手代理店が思いつきそうなことこといっさい考えてない。
だから流行の森ガール向けのサイズでもつくりでもない。
欲しいひとだけが満足する。
これでいい。と僕は満足している。
長く続くといいな、とも。
ロータスカリフォルニア 田中裕士
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