2012-11-08

I NEED BEER FOR THE GOOD VIBRATIONS. / THE BEACH BOYS



もうずいぶん前のことだけど。
ビーチボーイズのコンサートに行ったときのはなし。
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会場に着いて、まずはビールでも飲もうよと
売店の長ーい列に参加したものの、
予期せず僕たちを待っていたのは
“アルコールの販売はしてないのよー。”というおばさんのつれない返事。
ありえない...という表情の僕に、
“主催者側に言ってくれるー?”って...。
ライブにアルコールがないなんて、
ビールのない餃子屋みたいなもんだ。
やれやれ。
しかたなく頼んだジュースも紙コップに移し替えられて渡される始末。
これも主催者側の警備上のご配慮らしい。
しかたないので、紙コップに入ったオレンジジュースを手に席に着く。
刑務所での慰問ライブじゃないんだから...。
これがZZ TOPあたりのコンサートならギター振り回して怒る連中がいるだろうに。


熱心なビーチボーイズのファンの方々には悪いけど、
正直言って僕はそんなに熱心なファンではない。
手元にあるアルバムといえば、
THE PET SOUNDSとSMILEY SMILEくらいで,
この2枚のアルバムはビーチボーイズのアルバムというよりは
ブライアン・ウイルソンとヴァンダイクパークスの共作アルバムといった感じ。
できあがってたサウンドを聴いて他のメンバーが、
なんだこりゃ、こんなの犬に聴かせる音楽じゃん。
といったからペットサウンドになったとか...。

実はこのコンサートのオープニングアクトがアメリカというので
僕はそちらのほうが楽しみだったわけで。

肝心のコンサートはアメリカが期待以上の内容で1時間みっちり。
僕個人はここで十分に満足。
これでビールあれば最高なんだけど。

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セットチェンジに30分以上掛かったからなのか、
ビーチボーイズがステージに出て来たら
待ってましたとばかりアリーナ席は総立ちに。(アルコールもなしで。)

演奏そのものはメンバーの年齢を感じさせることのない
テンションの高さとコーラスワークのすばらしさ。
それもそのはず、
ステージにはオリジナルビーチ元ボーイズに加え、
その息子も含むヤングなビーチ現役ボーイズ(?)たちが
バックアップに10名ほど控えており
物理的にも生理的にもコーラスをとれないホーン奏者以外は
ほとんど全員がコーラスをとるという布陣。
ペットサウンドのサウンドもコーラスもスタジオでしかできないと思っていた僕には
素敵なおどろきだった。

そのすばらしい演奏とエンターテイメントに満足をしつつも、
どこを切っても金太郎あめのように延々続くビーチボーイズメロディーに
それほど熱心なファンでない僕は早々と5曲目くらいでお腹いっぱい。

まるで、テンコ盛りの炒飯を延々と食べるような。
それも2時間も...。
ビールも無しで...。

当然のこと、
アンコールも炒飯だったわけで。(笑)

熱心なファンじゃない方はラジオでちらっと聴く位がよろしいようで。

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結成50周年ステッカー、恐るべしツアーバンド。

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LOTUS CALIFORNIA タナカヒロシ


D




2 件のコメント:

  1. nori-san>こんにちは。just in timeのいい箱でいい音楽にお酒、いい季節だし。五感がすべて刺激されて最高ですね。

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  2. 今日カーディガンを買わせていただいた者です。私達は幸いにも“グラスでビール”を呑みながらJUSTでライブが聴けました。今日はお仕事中、話し込んでしまってすいませんでした。またお店覗きます。

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