僕にはときどき引っ張りだして眺めたくなる本がある。
こころの足元がおぼつかないときに。
なんという庭だろう。
なんという佇まいなんだろう。
遠くに見えるのは原子力発電所...。
原子力発電所がある港町ダンジェネスの
漁師たちも放棄したという海岸にほど近いコテージを買い取り
そこで死の直前まで庭作りに没頭したという。
デレク・ジャーマン。
イギリス人、映像作家、画家、舞台美術家、衣装デザイナー、etc。
彼のことは彼の残した庭とその本の中の詩でしか知らないけど。
あっ、そういえばブライアン・イーノが彼の映像に音をつけたたのもある。
HIVを宣告された男が死を覚悟しながら生きることを表現した作品、
何風でもなく彼自身の生き様を表す庭。
石と草と風。
それは彼自身の手に寄る彼自身の墓。
大切なのは自分自身の価値観だな。
覚悟の差だな。
この本を手に取りこのひとの写真を見る度に思う。
覚悟して生きているかい。
そして僕は自問自答する。
ロータスカリフォルニア たなかひろし
BGM / BRIAN ENOのもっとも有名で短い曲
踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃ損々
返信削除いやぁ、そう簡単に踊りゃしませんよ。
ま、踊るのもその人なりの価値観なのかもしれませんけどね。
質実剛健が好きなのは母譲りでしょうか。
イーノ、何してるんでしょうねぇ。
実は生まれて初めて買うたレコードは「Music for airports」なんですよ。
実家で「アンビエントシステム」で聞いてましたよ。
昔から変わってましたねw
生まれて初めて買ったレコードがイーノだなんて...。かっこよすぎます。
返信削除僕は石原裕次郎ファンの母親に買ってあげた裕次郎のEPでした。
ひろしの名前のひと文字は裕次郎からとったのよ。なんて聞かされて
太った七三のニヒルなおじさんの姿に愕然とした思い出があります...。
イーノ、ほんとに何してるんでしょうね。